アダルトチルドレンのケアテイカーを克服するたったひとつのコツ

あなたは人と接するときに、次のような感情を抱いたことはありませんか?

・相手の不機嫌な態度を見ると、「自分がどうにかしなくては!」とあわてる
・「彼(彼女)のことを分かってあげられるのは私しかいない」と思う
・誰かに頼られていないと、「自分は役立たずな人間なんだ」と不安に感じる

このように、「自分 < 相手」になっており、相手から「あなたがいないと困る」と思われることを望んでいる方は、アダルトチルドレンの「ケアテイカー」タイプかもしれません。

「相手」ではなく、「あなた自身」に目を向けて人生を歩んでいけるよう、今回はアダルトチルドレンのなかでもケアテイカーの克服方法をお伝えします。

アダルトチルドレンのケアテイカーを克服すれば、相手のことばかり考える機会がなくなるので、今抱えている苦しみやストレスを軽減させることができますよ。

目次

アダルトチルドレンのケアテイカータイプとは?

アダルトチルドレン

アダルトチルドレンのケアテイカーの方々の克服方法をお伝えする前に、まずはどのような特徴があるのかをお話します。

アダルトチルドレンのケアテイカーとは?

困っている人が自分に助けを求めてきたり、頼ってきたりするのは嬉しいものですよね。なぜなら、相手があなたのことを「頼りがいのある人だな」と思っていることの証明になるからです。

「私は、あの人から必要とされている存在なんだな」。

このように、「自分の存在を確認」できると、「存在意義」を得たようで、どこか安心しますよね。

逆に、この安心が無いと不安で仕方がなくなり、安心を得るために積極的に人のお世話をする。
そして、「あなたがいてくれて良かった」という状況を作りだそうとするのが、アダルトチルドレンのなかでも「ケアテイカー」と呼ばれる方々です。

ケアテイカータイプの特徴

親身になって、誰かの役に立つことは大変すばらしいことです。しかし、「誰かに頼られている=私の存在を確認したい」という思いから、相手が自分なしでは生きていけないようになってしまいます。

このように、何から何まで過剰に相手の世話を焼こうとするのが、アダルトチルドレンのケアテイカータイプの特徴です。

では、具体的にどのようなタイプがアダルトチルドレンのケアテイカータイプか、見ていきましょう。

  • 気が利きすぎ
  • 自己犠牲的
  • 相談を受けやすい
  • 人に頼まれると断れない
  • 自分のことは後回し
  • 人が嫌がる事柄を率先して引き受ける
  • 困っている人を放っておけない
  • 他人に頼れず、1人で物事を抱え込んでしまう

必要以上に相手に干渉したり、お世話をしたりしつづけることを負担に思い、苦しく感じていませんか? 

また、相手に尽くしたものの、思ったように相手を助けられなかったときに「自分は無力なんだ」と落ち込んでいませんか?

「人に必要とされなければ、自分の存在価値はない」と、自分を苦しめていませんか?

このような思いを軽減させるために、アダルトチルドレンのケアテイカー克服方法をお伝えしますので、安心してくださいね。

ケアテイカータイプの原因

アダルトチルドレンのケアテイカータイプになる方の原因は、どこにあるのでしょうか?

実は、多くの場合、幼少期の過ごし方が影響を及ぼしています。

たとえば、幼少期、家庭の事情で家族の世話や、家事を任されてきた方。がんばった結果、家族から認められるという喜びの体験を積み重ねたことにより、大人になってからも、周りから認められたいという欲求が芽生えることがあります。

一方で、家族の世話を見たり、家事を行ったりすることに苦しさを感じていたとしても、「ここで生きていく方法は、これしかない」と考え、無理をしてでも相手が喜ぶことをしようとします。

これは、主に虐待を受けており、家族の機嫌を損ねないように生きようとするお子さんに多く表れます。

こうした幼少期の過ごし方があなたの「当たり前」として定着し、大人になった今も、誰かに認めてもらおうと無理してがんばってしまうのです。

ケアテイカータイプの克服のポイント3つ

アダルトチルドレン

「誰かの役に立ちたい」という気持ちは良いものなのに、役に立てなかったときに「自分は存在価値のない人間なんだ」と自分をすべて否定してしまうのは、とてもつらいこと。

ここでは、アダルトチルドレンのケアテイカーの克服方法を3つご紹介しているので、無理のない範囲で実践してみてください。

自己否定する機会が少なくなれば、悩みや苦しみを軽減できますよ。

ケアテイカーの克服方法①幼少期の傷を癒す

アダルトチルドレンのケアテイカータイプの方は、自分の感情に蓋をして献身的に相手を支えたり、相手が心地よく過ごせることに力を入れたりしながら幼少期を過ごしてきています。

自分よりも家族や他人を優先し、「怒りの感情を出すと、ここでは生きていけない」と悟って笑顔で過ごすとき、無意識に感情に蓋をしています。

そのため、過去を振り返り、「あのときは何を思ったか?」ということを思い出そうとしても、すぐには思い出せないことがあります。

今も、無意識に感情に蓋をしていませんか?

人の役に立つこと、その場の空気を壊さないこと。大変すばらしいことではありますが、あなたはもっと自分を大切にして生きて良いのです。

これからは、自分の感情に目を向けて生きていけるよう、幼少期のがんばりを認め、癒やしてあげましょう。

「がんばったね」「これからは自分を大切にしていきるよ」と、幼少期の自分をなでてあげてください。

ただ、1人で苦しい記憶や、心の傷に向き合うのは、相当つらいことです。そのようなときは、心のケアの専門家や、心理カウンセラーと一緒に幼少期のあなたを癒やしてあげましょう。

専門家やカウンセラーは、しっかりとあなたの気持ちを受け止めます。その上で、「当時、家族や周りの人に何て言ってもらいたかった?」「何をしてほしかった?」というところまで掘り下げ、あなたの中にいる「小さなあなた」を癒やしていきます。

そうすることで、自分の本心を知ることができ、あなた自身を大切にしてあげられるようになるのです。

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ケアテイカーの克服方法②自分自身の特徴を知る

幼少期、無意識に自分の感情を抑えて生きてきた方は、アダルトチルドレンのケアテイカーを克服しようと思っても最初はなかなかうまくいかないかもしれません。感情を抑えてきた分、自分の本心が見えにくくなっている可能性があるからです。

「あの人は、きっとこんなことを思っているんだろう」
「この人に喜んでもらうには、あれをすれば良い」

と、相手の気持ちに寄り添うことは上手でも、自分の気持ちに目をむける機会が少なかった分、本心が見えにくくなっているのです。

たとえば、幼い頃、「つらい」と思ったけれども、家族や周りの人を優先して「つらい」という気持ちに蓋をしてしまったときを思い出してみてください。

「私は、あのとき本当は何をしたかったんだろう?」と考えてみてください。
そうすることで、自分の特徴を知ることができます。

・「つらかったね」と、共感してほしい
・「大丈夫! きっと良いことがあるよ!」と、励ましてほしい
・何も言わずにそばにいてほしい

共感を求めるタイプなのか、励ましてほしいタイプなのか、その他なのか……いろいろと心を癒やす方法がありますが、あなたはどのタイプですか?

自分のタイプを知ることで、今後、つらいこと、苦しいことがあったときの癒やし方を知ることができます。癒やし方を知っているのと、知らないのとでは、癒やされるまでの時間が違いますよ。

ケアテイカーの克服方法③未来をどう生きていきたいか? を見つける

あなたは、自分の存在を確認するために、これからも家族や他人のために生きていきたいですか?

それとも、あなた自身の人生を歩んでいきたいですか?

この記事を読んでいるということは、少なからず心では「自分の人生を歩みたい」と思っていることと思います。それで良いのです。あなたは、たった1人のあなたとして生まれてきたのですから、自分の人生を歩んで良いのです。

今まで、家族や他人に尽くしてきて、「自分の人生を歩んで良いの? 私の生きる価値は、ちゃんとある?」と思うアダルトチルドレンの方がいるかもしれませんが、そのようなことは思わなくて大丈夫。

これまでは、「頼りになる人」などと思われること、評価されることに生きる意味を見出していたことと思いますが、もう他人のためにがんばらなくて良いのです。

・これから何をしたい?
・どんなことをして楽しみたい?
・他人の評価を気にしなくて良いのなら、どんなことがしたい?

このように、あなたが「やりたい」ことを選択していってください。

こうした積み重ねで、自分がどういうものに興味を持っていて、どんなものが好きなのかを発見することができます。毎日、新しい「あなた」を発見し、それを大切にすることで人生は楽しくなりますよ。

ケアテイカー克服時に気をつけたいこと3つ

アダルトチルドレン機能不全家族

ここからは、アダルトチルドレンのケアテイカータイプの方が克服しようとする際に気をつけたいことを3つご紹介します。

ケアテイカーの注意点①必死になって頑張りすぎない

頑張りすぎると、何事も続きませんので、アダルトチルドレンの方が「ケアテイカーを克服しなきゃ!」と意気込むのは、かえって逆効果になってしまいます。

たとえば、「痩せるために、今日から食事制限する!」と、決意をしたとします。

「痩せる」という【目的】を達成させるための【方法】が明確になっており、【意気込み】があるのは大変良いのですが、体調を崩したり、時間が取れなかったりして、できないときもありますよね。

決意に縛られてしまうと、「決めたことをできないなんて、自分はダメな人間だ」と落ち込んでしまいます。

そうなると、意気込みはしぼみ、目標を達成する前に中断するという結果になってしまいます。

「できない日があっても良い」というスタンスでアダルトチルドレンの方はケアテイカーの克服に臨むと良いでしょう。

ケアテイカーの注意点②できないことがあってもOKのスタンスでいること

先ほど、アダルトチルドレンのケアテイカータイプの克服のポイントで、「自分の特徴を知る」「未来について考える」ということをご紹介しました。

この2つのポイントは、必然的に「あなた自身」に向き合う必要が出てくるのですが、気をつけてほしいことがあります。

それは、自分の未熟な点、できないこと、足りていないことを見つけても、悲しまないでほしいということ。

自分に向き合うと、いろいろな発見があると思います。

なかには「皆はできているのに……」「私がもっとしっかり判断できる性格だったら……」と、あなたにとってのマイナスの事柄が出てくるかもしれません。

しかし、それは仕方のないこと。幼い頃からの習慣によって、考え方や、できる事柄は人によって違います。
できないことがあっても、決して落ち込まないでください。

「できないことがあっても、良いや! これが私!」と、あなたを認めてあげましょう。

ケアテイカーの注意点③「ゆる〜く楽しみながら」を忘れない

幼少期から身についている習慣や考えを克服するのは、決して簡単なことではありません。

たとえば、長年行ってきた歯みがきの方法をガラリと変えるとなると、戸惑ってしまいます。また、「こういう風に考えてはいけない」と、思考に制限をかけようとしても、すぐにはやめられませんよね。

そこで、オススメの合い言葉があります。

「ゆる~く楽しみながら」です。

「苦しい」「キツい」と思いながら短期間で結果を出そうとすれば心が疲弊してしまいますから、「ゆる~く」を合い言葉にケアテイカーの克服に取り組んでみてくださいね。

アダルトチルドレンのケアテイカーを克服して、幸せな人生を

アダルトチルドレン

人に認められると嬉しいものですが、そこに重きを置いてしまうと「相手中心」の人生になってしまいます。それによって、苦しい思いをしているアダルトチルドレンの方は、このケアテイカーを克服して、これからどんな風に生きるか考えてみてください。

最初は難しくても、次第にワクワクしてくるはず。家族や他人のために生きることで価値を見出すことに一生懸命になることなく、これからは自分の人生を歩むあなた自身にステキな価値を見出せるようになりますよ。                   

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